北海道でリモートワークするエンジニアの日常

東京から札幌に移住したフリーランスのエンジニア。車、筋トレ、ライフハックネタが多め。

iPhone歴9年の自分がAndroidに乗り換えてみて半年経った感想

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去年、9年近くiPhoneユーザーだった自分がPixel3を買ってAndroidユーザーになったのですが、半年位経って、いいところや悪いところが出尽くした感があるのでまとめました。Androidに変えたのと合わせて、TicWatch Proというスマートウォッチにも変えていました。

正直なところ、iPhone&Apple Watchの組み合わせの方が使い勝手は良く、ストレスは少なかったです。仕事でAndroidアプリも作っているので、Androidも普段使いしたほうがいいな、と思っているんですが、次回買い替え時はiPhoneに戻りそうだなと思っています。。

操作感

iPhone >>> Pixel3 / AppleWatch >>> TicWatch Pro

もともと、Androidを敬遠してきた一番の理由がスクロールなど操作時の引っかかりでした。ただ、最近のAndroidはかなりマシになったと感じていたので、今回変えてみました。しかし、やはりまだまだでした。特にTwitterなどのTLをスクロールするようなアプリだと、かなりカクつくし誤タップすることも結構な頻度であります。この辺はかなりストレスです。友人のPixel4で試してみても大きくは改善されていなかったので、Androidが操作感でiOSに追いつくのはまだまだ時間がかかりそうです。

また、TicWatch Proは評判は上々だったものの、実際に使ってみると通知のバイブレーションから画面が表示されるまでのラグが大きかったり、操作に対するレスポンスがもっさりしていたりと、あまりUXはよくありませんでした。

バッテリー持ち

iPhone >>> Pixel3 / AppleWatch == TicWatch Pro

iPhoneを使っていたときは一日半くらいはバッテリーが持っていたんですが、Pixel3は朝100%でも、寝る頃には20~30%くらいになっているのでその次の日はほぼ使えません。

また、スマートウォッチの方は両方とも寝る時も付けたままで、2日くらいですかね。ただ、TicWatch Proはバッテリーがかなり持つという宣伝をしている割には全然ダメです。特にバッテリーを長持ちさせるモードでも2日半ほどしか持たないのは、正直かなりがっかりしています。一方でHuawei Watch GT2などは通常使用でも2週間位持つようなので、WearOSにこだわらなければこちらのほうがオススメですね。

決済

Pixel3 > iPhone / Apple Watch >>> TicWatch Pro

ApplePayは決済する前にWalletアプリ立ち上げ&FaceIDかTouchIDで認証する必要がありましたが、GooglePayの場合はアプリ立ち上げ&認証ともに必要ありません。これは非常にストレスフリーです。ただ、スマホを落とした場合はすぐに遠隔ロックしないと悪用される可能性はあります(もちろんクレカの盗難対象になるので大丈夫だと思いますが)。一方で、ApplePayでは支払いできるカードを複数登録できるのですが、GooglePayの場合iDとQuickPayそれぞれメインカードを1枚ずつしか設定できません。まあ、1枚ずつ設定できれば十分なんですが、メルペイやLINE Payはバーコードで決済できるもののiDやQuickPayも使えるため、キャンペーンの時などに使いたい場合にはApplePayの方が便利な場面もあります。

また、スマートウォッチに関してはTicWatch ProはNFCを搭載はしているものの、日本のGooglePayには未対応のため使えません。

写真

Pixel3 >> iPhone

特にPixelはインカメがデュアルレンズで広角なのが素晴らしいのと、背面カメラはシングルにもかかわらず、ポートレートモードもiPhoneのように対象物から距離を離さなくてもソフトウェアがうまいことやってボカしてくれます。iPhone使ってたときは、ポートレート撮影する時だけのけぞって撮影してたのが不便でした。ただ、そのへんはiPhone11になって解消されているようです。

動画

iPhone > Pixel3

手ブレ補正などはiPhoneが優れていました。特に動画のスムーズさというかiPhoneの方はちゃんとしたカメラで撮影した感じで、Pixelはスマホで撮った動画だなぁという感じがわかるくらいの差がありました。

サイズ感

Pixel3 > iPhone

重量、サイズともにPixelはジャストサイズです。iPhoneは重いです。特にMaxや最近のProなどの大きなサイズになるとどうしても重くなってしまうので、覚悟が必要かと思います。

自分は一度大きなサイズを使ってみたいなと思っていたので挑戦してみたものの、やはりスマホはそこまで大きくないほうが使いやすいという結論に至りました。

アプリのクオリティ

iPhone >>> Pixel3

これはiOSとAndroidのアプリマーケットの違いですが、やはりiOS向けのアプリのほうがバグが少なくクオリティが高いものが多いです。最近では差が縮まったとはいえ、アプリを作るときはiOSがどうしても優先的に日本では作られるので、Androidではアプリがなかったり簡易的なものだったりすることが結構あります。

まとめ

という感じで、Pixel3の方が良いところもいくつかある(カメラなど)ものの、それらはiPhoneが新しいモデルで追いついているものが多そうです。一方で、操作感に関してはかなり時間が経っても、AndroidとiOSの差はかなりあるままなので、今後もある程度の差があるままになりそうです。あと、これはいいのか悪いのかわからないですが、iPhoneの時と比べて2年に一回買い換えなきゃ!みたいな感じにならないんですよね。次回はいつになるかはわかりませんが、買い換えるタイミングではiPhoneに戻してしまいそうだなーという感じがしています。ただ、エンジニアとしてはAppleよりもGoogleのほうが、ソフトウェアを使って色々と面白いことに挑戦しているイメージがある(画像認識や音声認識など)ので、そのあたりに期待をしてAndroidを使い続けるという選択肢もありそうです。

1年半乗って改めてゴルフ7Rを選んだ理由を書く

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2017年の6月にゴルフRを中古で購入して北海道に移住し、1年半が経ちました。現状かなり満足しているのですが、今回は改めてなぜゴルフRを選んだのかを書いておこうと思います。

走りの楽しい4WDであること

北海道という土地柄、11月から4月上旬までは雪道を走る必要があり、雪道の走破性は重要なポイントでした。ただ、インプやランエボのようなカリカリなスポーツカーは、今回は奥さんも運転するということで対象外になりました。またWRX S4もなかなかバランスが良いクルマですが、もともと実家がレガシーに乗っていることや、CVTで少し面白みに欠けるので除外しました。その点ゴルフRは2Lターボ&4WD&6速DSGと日本車にはない組み合わせです。280ps&38.7kgmとスペック的には2Lターボとしてはそこまでハイチューンではないですが、DSGの素早く小気味良い変速でスペック以上の速さを感じます。

スポーツ性能とコンフォート性能のバランスが高い

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夏タイヤは225/40R18

タイヤサイズが225/40R18で乗り心地は期待できない感じがしますが、意外なことに乗り心地は良いです。特にDCCをコンフォートにするとダンパーが柔らかくなり、突き上げなどもそこまで感じなくなります(そもそも、日本車の2リッターターボスポーツでダンパーが電子制御なのは無い)。おそらく一番の要因は高いボディの剛性だと思います。また、エンジンやロードノイズがかなり抑え込まれており、コンフォートモードで走ると非常に静かです。もちろんスポーティーに走りたいときには、DCCの切り替えでより大きな排気音やスピーカーからのサウンドの演出も可能です。

一点、僕が購入した直後はDCCのモードに関わらず、マフラーのフラップが全開になっていたらしく、こもり音が結構気になりました。ただ、ディーラーでECU書き換えか何かでDCCのエンジンモードがスポーツ以外の場合はフラップを閉じてもらうようにしたところ、かなり静かになりました。

実用性の高さ

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タイヤ4本+ホイール4本もOK

うちは子供がいるので、4ドア以上がマストだったのと、荷物をある程度積める必要がありました。荷室は広くはないですが、ベビーカーを乗せたりする分には問題ない容量で、長尺物を乗せる時はリアシートを倒せばかなり広いスペースができます。

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150cmのデスクの天板を積んだ様子

また、ベースがゴルフなのでボディの取り回しも非常に良いのと、視界も良好です。以前ベンツのA45AMGに乗ったときは、前も後ろも視界が非常に悪かったのを思い出します。

見た目のカッコよさ

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リヤコンビネーションランプのブラックアウトが好み

外観で気に入っているポイントは、低いボンネット、リアのコンビネーションランプのブラックアウトされたところ、そしてタイヤとタイヤハウスの隙間の小ささです。インプやランエボなどの派手な4WDスポーツと違って、一見するとゴルフなんですが車好きが見るとRだとわかるところがまた渋い格好良さがあります。

そして、内装はシートはすべてブラックのレザーになります。あえてレッドステッチなどは使わず、シンプルですが、安っぽくもなく落ち着いていて気に入っています。

細かい不満点

  • DSGが7速以上ほしい(高速燃費の伸びがイマイチ)
  • スピーカーから出る疑似的な排気音があまり好みでない(ドロドロした音)
  • シートを倒さずにゴルフバッグを積みたい(ゴルフだけに。。)
  • ステアリングヒーターもほしい(シートヒーターはある)
  • 助手席がパワーシートじゃない

まとめ

以上のようにいくつか不満点はあるものの、とてもバランスの良いクルマだということがわかると思います。特に4WDで300万円以内で走りが楽しめて、実用性の高いクルマの選択肢は結構少ないので、ゴルフRは非常に満足度の高い選択でした。正直、今の所かなり満足しているので、壊れるまで乗れたらいいなと思っています。強いて言うなら、より積載性の高いSUV系(X5やCX-8など)との2台持ちとかもいいなーと密かに思っていますw

引きこもりのリモートワークエンジニアが2019年買ってよかったもの

自宅で引きこもって仕事をしているエンジニアの自分にとって、今年買ってよかったものを紹介していこうと思います。

スタンディングデスクの脚(B074897V3X)

以前からリモートワークのデメリットとして、運動不足や体の冷え、気分転換がしにくいなどの話をしていましたが、スタンディングですくはそれらの対策として効果を発揮しています。数あるスタンディングデスクの可動脚の中でも、この商品は電動で音も静か、高さも3つまで記憶できるため、ボタン一発で高さを変えることができます。しかも、重量が80kgまでOKなのでモニタを2枚つけて、物をたくさん載せていても全然平気です。スタンディングデスクけっこう気に入りました。

メッシュWifiルーター(B07BK96BL7)

Wifi中継機と違い、同じSSIDで家中電波が良くなるのがポイント。切れたりすることも接続先のルーターが切り替わるのも意識したことはありません。自宅は3LDKのマンションですが、端から端までしっかりと電波が届くようになりました。設定もアプリでめちゃくちゃ簡単。特に中国メーカー(TP-link)の進化を感じた製品です。家が広くなった場合は更に追加も可能です。

ACアダプタ(B07TXYZ4GZ)

今年色々と発売された窒化ガリウムのアダプタの中で、コンセント部分が折り畳めるMacBookProが充電できる、最小のUSB-Cアダプタです。出張の時や外出時に使っていますが、以前使っていたAukeyのアダプタは折りたたみ部分の動きが渋かったりしましたが、これは細かい部分のクオリティも十分です。

Mac mini外付け用のM.2のSSDとUSB-C接続のケース(B07JWKKBVV)

昨年末買ったMac miniのストレージを拡張するために買いました。内蔵のSSDは256GBのため、近いうちに一杯になってしまいそうだったものの、内蔵のSSDの容量を増やすとかなり値段が上がってしまうので見送っていました。このM.2のタイプでUSB-Cで接続した場合、書き込みも読み込みもストレスのない速度が出るため、外付けを意識せず使えています。自分が買った時よりも色々と外付けのケースなどは種類が増えているようです。

監視カメラ(B07RZ55GBG)

これもルーターと同じ、TP-linkの製品です。子供の監視のために購入したものです。離れた寝室で子供が寝ている時に、リビングでも様子を確認できるようにするのが目的です。暗視機能や動体検知、通話機能など一通りの機能が揃っており、画質もかなり良いです(特に暗闇でも鮮明なのには驚いた)。しかも、値段も5000円位と文句なし。温泉などに泊まりに行く際も持って行って、宿のwifiに接続して使ったりしています。

大きいバランスボール(B0788L2XRB)

直径65cmのを買いましたが、かなりでかい。最初は自分の運動不足解消のためにかったんですが、赤ちゃんを抱っこしてこの上でボヨボヨ跳ねると、揺れが気持ち良いのか眠ってしまうことがよくありました。なので、産まれてからの3,4ヶ月は赤ちゃんをあやすために使うことが非常に多かったです。サイズですが、これだけ大きいと結構圧迫感があるので邪魔なこともあります。ただ、ボヨボヨした時の弾力などはとても良いのでスペースが許せばこのサイズでもOKだと思います。ただ、身長が165cm以下の人(特に女性)には大きすぎるので注意が必要です。

トリガーポイントボール

マッサージ目的ですが、今まではフォームローラーのイボイボ付きのものを使っていましたが、最近特に肩や背中の凝りがひどくピンポイントでマッサージする用途で購入しました。何よりサイズが小さいのでどこにでも持っていけるので、移動が多い出張の時だったり非常に重宝しています。効果もフォームローラーよりもコリに対しては効果が高く感じています。

哺乳瓶の保温器

これは友人からお祝いでもらったものですが、夜寝る前にミルクを作っておき、夜中に赤ちゃんが泣いたらすぐにミルクをあげられます。うちは粉ミルクと母乳の混合で、夜中はミルクを上げることが多く、夜中の3時とかに起きてお湯を沸かしてミルクを作るというのは非常に面倒くさい作業なので、すぐにあげられる状態にしておけるのはとても便利です。これなしではなかなか夜中のミルクは大変だと思います。

リモートワーク2年目の振り返り

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2018年の6月に東京から北海道に引っ越し、今月でおおよそ1年半が経過しました。2019年は完全にリモートワークオンリーで働いてみたのですが、良かったこと悪かったことが新たに出てきました。そろそろ2019年も終わりということで振り返ってみようと思います。

去年の振り返り記事はこちらです。

www.musclemikiya.net

2019年の仕事内容全般

今年は去年と大きく仕事内容は変わらず、下記の感じでした。

  • 曜日と稼働時間固定の週4のWeb・ネイティブアプリの開発
  • 週1程度の稼働時間自由のWeb・ネイティブアプリの開発

それに加えて、今年は目標としていたスポットでの案件も受けました。

  • Webサイト・管理画面の新規開発、インフラ構築

スポットの受託はどうだったか?

今までほとんどスポットでの受託はしていませんでした。理由としては、殆ど知らない人から受託した場合にどんなトラップがあるのかが怖かったというのが大きいです。しかし、今回は知り合いに会社のサイト開発だったというのもあり、受けることにしました。実際やってみると、結構リモートワーク&フリーランスにとっては良い働き方だと思いました。

  • 納期と成果物が決まっているのでゴールに向けて自分でコントロールしやすい
  • ダレにくい

ただ、下記のポイントに気をつける必要があるなぁと実感しました。

  • 納品後の追加対応・バグ修正などはいつまで対応するか(どの程度初期開発に含めるか)
  • 納品後の運用保守に関してどう進めるか予め相談する

今後、スポットの案件を受けるかどうかの判断基準としては、

  • 嫌な予感のするクライアントは避ける(別にこの仕事なくてもいいやくらいの気持ちでいたほうが良い)
  • なるべく納品後の運用保守の契約も長期的にできるものを選ぶ

特に、スポットで開発する場合は、リリース後の開発契約でお金をもらうというのが一番美味しいポイントになるので、その辺は特に意識しておきたいです。

リモートワークの難しさを実感した1年

これは今年家族が増え、特に感じたことです。色々とリモートワークのデメリットについては他の記事にも書いてきましたが、リモートワークの一番の辛いところが、プライベートと仕事の切り替えの間がないことです。今年は移動というのがいかに気分転換になっているのかということでした。そして、オフィスに行くというのが自分にとっては、気分転換になっていたということもわかりました。仕事の集中力という面では、切り替えさえできれば自宅の方が集中はできるので、いかにうまく自分の中でスイッチを切り替えられるかというのが課題です。最近は、朝のルーティン(逆立ち1分→スタンディングデスクで記事読んだりタスク整理したり→仕事開始)を試していて、結構いい感じです。

子供の成長を間近で見られた

今年の4月に子供が産まれました。リモートワークしているおかげで、平日の夜も子供が寝る前に一緒に御飯を食べて、少し遊ぶことができていますし、朝も顔を見てから仕事をすることができています。驚くのは子供は数日間でどんどんとできることが変化することです。毎日見ていても、「あれ昨日と違う!」と思うことがたくさんあります。もしオフィスで働いていたら、夜も帰ったら子供が寝ていて会えなかったかもしれないですし、毎日の変化にも気づけなかったかもしれません。これは本当にリモートワークをしていてよかったなと思ったことです。

2020年に向けて

2019年は1つ目標にしていたスポットでの開発案件をやることができました。一方で、一つ一つの開発は今までと大きく変わることはなくあまり技術的に新しい経験ができませんでした。なので、2020年はせっかくのフリーランスのエンジニアなので、フリーランスっぽく色々な案件に挑戦してみようかなと思っています。2020年は法人化もしようと思っているので、そのタイミングと合わせて何をやるかを考えたいと思っています。

具体的には、

  • 定常の仕事を減らして、スポットの開発を増やしてみる
  • iOS/Androidのネイティブアプリの開発をまたガッツリやりたい
  • Flutterを案件で使う
  • エンジニアとして手を動かす以外に、新規開発の相談やアドバイスなどを受ける

みたいなことを考えています。また、リモートワークの課題という部分では、肩こりが酷くなっていたり、気分転換が十分できていないことで仕事の効率が落ちていたりするので、いかに気分転換をしつつ効率よく仕事をするかという部分を追求していきたいなと思っています。その辺はこのブログでもたくさん記事にしていこうと思っています。

2020年も頑張るぞ!

フリーランスエンジニアが家を建てる(準備編)

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北海道に帰ってきて1年ちょっと経った頃、趣味で土地や物件を見たりしていた時にたまたま条件の良い土地を見つけました。それまでも、ちょこちょこ土地を探しては奥さんに、「この土地どうかな?」と聞いていたものの良い反応が返ってきませんでした。ところが、その時見つけた土地は奥さんもかなり反応がよく、「家建てちゃうか!」ということになりましたw

おそらく、家を建てる予定がないのに土地だけ探しているという人もかなり特殊だと思います。

家を建てることになった背景

  • 良い土地が見つかった(環境・利便性・値段)
  • 家で仕事をしているとマンションだと外に出るのが億劫になる(9階なので)
  • 子供が幼少期は一軒家のほうが音など気にせずに伸び伸び遊べる
  • 車好きのためガレージで車いじりがしたい
  • 家に筋トレできるスペースを作りたい
  • 賃貸から持ち家に変わっても、住宅ローン減税などで家賃の経費計上している額以上のメリットがありそう
  • 賃貸で満足できる設備の家がなかなかない
  • 今後道外に住むことはまずないので、買ったほうが良さそう
という感じで、一軒家を建ててしまおうということになりました。ノリですね。

住宅メーカー探し

土地が見つかってしまったので、住宅メーカー探しをスタートしました。個人的には本当にいくつかまわってみてプランを作成してもらうことをオススメします。プラン作成の前に、こちらの要望をヒアリングされるで、どのような家にしたいかや、普段どういう生活をするかのイメージを予め伝えられるようにしておくと良いです。実際にどういうところで差がつくかというと、

  • 最初に出てくるプランにどれだけ要望が盛り込まれているか(ヒアリング力)
  • 間取りなど工夫されているポイントなど、こちらの期待を超えているものが多いか(提案力)
  • オープンハウスなどを見せてもらってワクワクするか(デザイン)

結構基本的なところなんですが、メーカーによってかなりバラつきがあります。また、同じメーカーでも人によっても違うと思うので、モデルハウスなどで話した感じなどでしっくり来なかったら交代してもらうなどもありだと思います。

当初、大手の住宅メーカーも見たのですが、高い。。坪単価で大体65万くらいが限度だったんですが、スウェーデンハウスとかは80万近く行ってましたね。特に、奥さんは内装(キッチンや洗面台など)にかなりこだわりがあるのと、僕が家で仕事をするのに書斎が必要だったりトレーニングスペースが欲しかったりなど、要望を予算内で叶えるためには地元の住宅メーカーか工務店に絞る必要がありました。

最終的には上記の項目を満たすメーカーで建てることになりました。

気づいたこと

  • 土地だけを先に探すとローンが組みにくい(ネット銀行系は軒並み住宅メーカーが決まっていないとローン組めない)
  • 住宅業界は対面をかなり重視するのでメールでのやり取りがなかなかできない
  • 見積もり&契約が終わるまではあまり細かいところの話をしてくれない

法人化して出張旅費規程を作るとどれぐらいお得なのか

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前回の記事で法人化したときの節税メリットなどを挙げました。

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出張旅費規程とは、予め出張の際の手当や交通費・宿泊費などの支給額を決めておき、実際に出張に行った際にお金を支給するというものです。個人事業主の場合と違うのは、実費(実際に掛かったお金)ではなく、予め決めていた支給額を支給するという点です。なぜこの仕組が良いかというと、実費と支給額の差額が個人の懐に非課税で入るので美味しい仕組みだと言われているのです。

今回はその中にあった、「出張旅費規程」について具体的に見ていこうと思います。法人化するとどのくらいお得になるのかと言うのを、見ていきたいと思います。

具体的にどの程度お得なのか

普段僕は2泊3日の東京出張によく行くので、その例を使って比較したいと思います。普段はよくANAの航空券とホテルのパックを使って行くので、それが37,000円で予約できたとして比較してみます。

旅費規定としては、下記の通りにします。

  • 日当: 5,000円
  • 飛行機代: 普通席27,000円/片道
  • 宿泊費: 20,000円/1泊
項目 実費 支給額 差額
出張手当 0 5,000 * 3 15,000
交通費 N/A 27,000 * 2 54,000
宿泊費 37,000 20,000 * 3 23,000
合計 37,000 129,000 92,000

となり、1回の出張で9万円以上も差額が出ることがわかります。ただ、税務調査に入られた場合に、定常的にこのような差額が出ていると、その分は給与として課税される可能性はあるようですので、あまりにも差額を大きくしすぎないほうが良いみたいです。その辺は税理士と相談して決めると良いでしょう。

出張旅費規程の恩恵を最大限受けるには?

上記のように、月1回出張に行く人であれば、9万円 * 12ヶ月 = 108万程度が差額としてもらえることになります。そうすると、本来役員報酬で500万円もらおうと思っていた人は、その分役員報酬を減らすことが可能になるわけです。しかも、108万円は非課税なのでそのまま手元に残ります。役員報酬は100万円増やしても、税金諸々が引かれるのでそのままはもらえません。

ということは、役員報酬を400万以下に下げることもできるのです。そうすると、社会保険料も圧縮することもできてしまいます。ただ、年収が下がるので住宅ローンやカードの審査などには悪影響があります。

まとめ

出張旅費規程はかなり金額的に大きなメリットがあるということがわかります。ただ、どの程度の差額まで認められているかと言うのはグレーゾーンのようです。もちろん、この手当を受け取るためにカラ出張などを作るなどは絶対ダメですし、実費でない場合でもホテルや飛行機の領収書は残しておく必要があります。

法人であれば、税理士と相談して出張旅費規程はきちんと活用して節税していきたいですね。

フリーランスエンジニアが法人化して得られるメリット・デメリット

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僕は今年度でフリーランスエンジニア2年目ですが、そろそろ法人化を視野に入れています。今回は、個人事業主から法人化(合同会社を想定)した場合どの程度、メリット(主に税金)があるのかを見ていきたいと思います。

※ここに書いた内容は、あくまでも素人が自分で調べた内容なので、正しくないことが含まれている場合もあります。僕も今後税理士に詳しく聞いてみる予定です。

メリット

社会保険が手厚くなる

フリーランスエンジニアは会社員時代の任意継続を除き、基本的には国民年金と国民健康保険に加入していると思います。これらは傷病手当など、働けなくなった時の保証がないなど会社員が入っている協会けんぽと比べるとかなり劣ってしまいます。しかし、法人化することで協会けんぽに入ることができるので、これらの保証を受けることができます。保険料は給与所得の額に対して増減するので、自分の役員報酬を低く押さえれば保険料も抑えることができます。

節税対策できることが増える

社用車にすることで車関連の費用を全額経費計上できる

個人事業主の場合は、プライベートと事業兼用になるので大体平日の日数分で按分するなど、全額は経費計上できないはずです。法人化する場合は、車の名義も法人にすることができるため、車の減価償却費やガソリン代など100%を経費計上することができます。また、自宅兼事務所にカーポートなどを作る場合、その費用も会社負担にすることができるようです。大まかに計算すると、200万の4年落ち中古車を購入した場合、個人事業主の場合は8割経費にできていたとすると、200-160=40万の差が出ます。それ以外にも、車検/自動車保険/自動車税/ガソリン代/整備費用など、年間40万ほどかかるとすると、法人と個人だと経費にできる額は50万程度変わってきます。

出張旅費規程を作って実費以上の金額を非課税で受け取れる

出張に行く場合、交通費や宿泊費は本来領収書をもらって、その金額通りに経費計上することになります。ところが、法人の場合予め出張旅費規程という文書を作っておくことで、実費以上のお金を経費計上できる上に個人に非課税でお金を支給することができます。どういうことかというと、役員報酬を増やすと税金や社会保険料がかかってきますが、出張旅費という形で個人に渡せば非課税でもらえるお金が増えるということです。大まかには、2泊3日の東京出張で安いパックツアーを選べば、大体7万円くらい差額が発生する計算になります。具体的な額に関しては、また別記事で詳しく説明しようと思います。

会社負担で401kや退職金積立ができる

個人の場合、節税対策として個人型確定拠出年金や小規模企業共済に加入している方が多いかと思います。これらの掛け金は全額所得控除になりますので、所得税と住民税の対象外になります。ただし、国民健康保険などの保険料を算出する時の所得には考慮されないため、確定拠出年金や小規模企業共済の掛け金が引かれる前の額が所得として見られてしまいます。しかし、法人にした場合は企業型確定拠出年金や経営セーフティー共済がそれらに代わるものになりそうですが、その掛け金は会社の経費として扱うことができるようです。つまり、給与を支給する前に引かれるので、社会保険料がさらに安くなるという仕組みです。ただ、企業型確定拠出年金は手数料など法人で負担するお金が増えるようなので、よく計算してやる必要はありそうです。

デメリット

税理士に決算等をお願いする必要がある

個人事業主であれば、freeeなどを使って自分で青色申告くらいは簡単にできるはずです。ただ、法人の決算となると色々と面倒なことが増えてくるので、税理士に相談したくなります。決算だけ頼むという方法もありますが、せっかく法人で節税を考えているのであれば、顧問契約を結んで数ヶ月に1回相談する場を設けるのが良さそうです。そうなると、毎月の顧問契約+決算で年間30万くらいはかかってくるはずです。

税務調査に入られる確率が上がる

個人の場合、よほど売上が大きくない限り税務調査に入られることはないという噂を聞きますが、法人の場合は定期的に税務調査に入られるようなので、確実に確率は上がります。ただ、税理士と顧問契約していたり、正しい方法で節税していればそこまで問題にはならないはずです。とはいえ、手間や時間がかかるのは間違いないので、それは覚悟する必要がありそうです。

役員報酬は簡単には変えられない

法人の役員報酬は、決算後の数ヶ月で次の期の金額を決定する必要があり、その後は1年間基本的には変えられないようです。個人事業主であれば、売上-経費はすべて自分の懐に入るので、毎月売上が変わっても特に問題はありませんでした。ただ、法人の場合は個人と会社のお金は明確に分ける必要があるので、もし個人のお金が足りなかったり、その逆のケースになったとしても簡単には調整ができません。なので、きちんと生活費がまかなえる程度の役員報酬をしっかりと計算して決める必要があり、個人のときよりも計画性が求められそうです。

まとめ

ざっとメリットとデメリットを列挙してみましたが、個人的にはフリーランスで売上が1000万前後ある人であれば、法人化するのが良いのではないかと思います。特に、インボイス制度が2023年10月から始まるので、それまでに、法人設立最初の2年間は消費税免税になるので、それを使っておきたいですよね。また、国民健康保険料は毎年値上げされていたり、個人事業主に厳しいものが増えています。一方で、法人は役員報酬を調整すれば社会保険料も下げられたり、法人税も徐々に下がっていたりとメリットはかなりあると思います。僕自身も今後、税理士の方に一度相談して、これらのメリデメを確かめた上で法人化するかどうかを決めたいと思います。