Mac mini 2018のストレージを拡張するのにいろんな種類のSSDを比較してみた

去年の年末に買ったMac mini 2018モデルは、SSDを256GBにしたので後々拡張しようと思っていました。今回1TBのSSDを増設してみたので、価格や速度などを含めて購入時に比較してものを紹介しようと思います。ちなみに、参考までにMac mini 2018 256GBモデルの内蔵SSDの速度は下記の通り、Readが2609MB/s, Writeが1117MB/sとなっています。（Writeがあまり速くない。。）

外付けHDD（USB3.0）

WD HDD ポータブルハードディスク 1TB WD Elements Portable WDBUZG0010BBK-WESN USB3.0/2年保証

まず最も安くてベーシックなHDDから。もともと手元にあったHDDでテストをしてみましたが、下記のような結果になりました。体感でもファイルを開く時は若干時間がかかります。

写真や動画などを保存したり鑑賞したりする用途では問題ないスピードですし、元から外付け用なのでケースなどが必要なくそのまま使えるというのもメリットとしてはあります。ただ、Macのアプリケーションなどをこれに保存して実行する用途などではかなり速度が落ちてしまうので、使えなさそう。

SSD+SSDケース（SATA3 - USB3.0）

Crucial SSD 1000GB 7mm / 2.5インチ MX500シリーズ SATA3.0 9.5mmアダプター付 CT1000MX500SSD1/JP

ELUTENG USB Type C接続 2.5インチ HDD SSD ケース SATA to USB3.1 GEN-1 HDDケース 外付けHDD USB3.0とUSB-Cケーブル付き ポータブル ポータブルドライブ Thunderbolt3も対応

よく見かける2.5インチ&SATAのSSDとケースの組み合わせです。もしかすると、あまっているパーツが安く手に入る場合はこの構成でも良いかもしれません。R/Wが500MB/s以上は期待できるので、外付けHDDの5倍程度の速さにはなりそうです。このくらいの速さがあれば、データ以外に速度をそこまで求められないMacのアプリケーションであれば、SSD上に保存しておいても実用に耐えるレベルにはなりそうです。価格も17,300円くらいなのでお手頃な値段で容量アップできそうです。

SSD（NVMe）+SSDケース（NVMe対応USB3.1 Gen2）

Crucial SSD M.2 1000GB P1シリーズ Type2280 PCIe3.0x4 NVMe 5年保証 CT1000P1SSD8JP

ELUTENG M.2 PCIE NVME to USB3.1 SSD 外付けケース Type-C Gen2 SSD ケース 10Gb/s UASP対応 NGFF 外付ハードディスクケース 2230 2242 2260 2280対応 工具不要 優れた放熱性 アルミ製 シルバー

これが最終的に僕が購入したものです。m.2という規格のSSDで、その中でもNVMeというPCIe x4に対応した規格のものになると、R/Wで3,000MB/sを超えてくる製品もあります。ここでは、USB3.1 Gen2と組み合わせるのでMaxでも1,000MB/sを少し超えるくらいなので、NVMeの中でも安いCrutialのSSDを選びました。価格は24,000円ほどなので、少々高めです。ただ、R/Wともに1,000MB/sを超えてくるのでMacに内蔵されているSSDと同様の使い方をしても、そこまでストレスはなく使えるはずです。Mac miniのストレージを256GB→1TBにすると、66,000円アップしてしまうので、それに比べるとかなりお安いですね。買うときは、NVMe対応かどうかをきちんと確認するようにしてください。僕はケースを間違えてNVMe対応じゃないやつを注文してしまいました。。

（追記） 実際に届いたので、速度計測などをしてみました。結果は思っていたよりも低かったです。。

一応、スペック上は1,000MB/sを超えるはずだったんですが、実測では超えませんでした。とはいえ、実際使った感じではストレスはなく、外付けのSSDにiMovieを移動して作業をしてみたりしましたが、特に内蔵のSSDと違いなく動作しました。2万ちょっとでこれだけ快適に1TB以上の環境が出来上がったので満足です。

SSD（NVMe PCIe3.0x4）+ケース（Thnderbolt3）

Samsung SSD 1TB 970 EVO Plus M.2 Type2280 PCIe3.0×4 NVMe1.3 5年保証 正規代理店保証品 MZ-V7S1T0B/EC

世界最小 ポータブル Thunderbolt 3 外付け M.2 NVMe PCIe3.0×4 に対応 SSDケース 最大読込速度:2800MB/s HDDケース 外付ハードディスクケース

先程のSSDと規格は同じですが、より速度が早いSSDがこちらです。速度はMac mini内蔵のSSDと同等か、それ以上です。速いだけあって、値段も先程のCrutialのものと比べると1万円ほどアップしています。ケースはThunderbolt3対応のものになるんですが、これがまた高くて2万円ほど。合わせると、約5万円！これなら普通に、66,000円出して購入時にSSDをアップグレードしても良いかなぁと思ってしまいます。SSDはより高速なものもありますが、Thunderbolt3対応ケースの現時点でのMaxが2800MB/sあたりのようです。おそらく、今後Thunderbolt3のケースが普及すれば値段が下がってくるはずなので、その場合はこちらも選択肢に入るかもしれませんね。

比較表

種類	価格（SSD）	価格（ケース）	速度（R）	速度（W）
HDD	6,000〜7,000	-	100MB/s	90MB/s
SSD(SATA3)	16,000	1,300	560MB/s	510MB/s
SSD(NVMe+USB3.1 Gen2)	19,980	4300	1200MB/s	1200MB/s
SSD(NVMe+Thunderbolt3)	29,980	19,999	2800MB/s	2300MB/s